2009/12/02
派遣切りなどで定職を失った人を雇用し、県内で頻発する街頭犯罪の抑止に当たってもらう県警の「犯罪抑止パトロール事業」が1日、県内の14署でスタートした。青色回転灯を付けた車に乗った警備員が2月末まで街頭をパトロールする。
県の緊急雇用創出事業を活用し、90人を配置。業務は警備会社に委託した。事業費は約9000万円。
警備員は2人1組となり、夕方から翌早朝にかけて交代制で、コンビニや駐車場、駐輪場を巡回。コンビニ強盗や車上狙い、自転車盗、ひったくりなど、街頭犯罪全般の警戒に当たる。
この日は、伊勢署の年末年始特別警戒の出発式に合わせて、伊勢市船江1の商業施設「ミタス伊勢」で出動式を実施。渥美正行署長の激励の後、警備員6人が車に乗り込み、パトロールに出発。近くのコンビニに立ち寄り、店員に注意喚起のチラシを手渡した。
県内では、今年は10月末までで、コンビニ強盗が14件(前年同期比7件増)、車上狙いが2522件(531件増)発生するなど、街頭犯罪が増加している。
(渡辺大地)
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