県若者就職支援センター「ふくいジョブカフェ」は１７日、２０１１年３月卒業予定の学生を対象とした合同企業説明会を福井市の福井商工会議所で開いた。多くの学生がリクルートスーツに身を包み、熱心に説明を受けていた。

　県内の企業４８社が参加し、それぞれブースを設けて事業内容や社風などを紹介。会場には県内外から２６０人を超える学生が詰め掛けた。

　県内での就職を希望しているという福井大教育地域科学部３年の高木唯さん（２１）は「危機感から取りあえず参加した」と苦笑い。同じく３年の友兼霞さん（２０）は「まずはいろんな企業を回りたい」と意欲を見せた。

　ふくいジョブカフェの出蔵加津代センター長は「就職状況は前年よりさらに厳しく、いいかげんな気持ちでは内定は取れない」と話していた。

　（増田紗苗）