2009/10/08
搾乳や野菜栽培『よい勉強になる』
県外から県内に移住し、就農を考えている人たちに農業体験してもらう「農業インターンシップ秋期コース」事業が十五日まで、奥能登の酪農や稲作、野菜栽培農家で開かれている。
今年で三年目の同事業には東京、大阪、京都、神奈川、埼玉から男性四人、女性三人が参加。六日から輪島市、穴水町、能登町の受け入れ農家で、乳牛の搾乳、ビニールハウスでの野菜栽培などに取り組んでいる。
輪島市房田町の上田農園では、東京都町田市の永井あや子さん(33)と川崎市の向井千恵子さん(23)が七日、ビニールハウスでのタマネギの苗栽培を体験。経営する上田義正さん(55)の指導で、来年六月の収穫に向け苗の周りを除草した。
花屋を退職し農業者を目指す永井さんは「東京の学校で学んでから参加した。実際の農業は天候に左右されるなど机上の学習とは違うことを実体験できた」と話す。会社員を辞めて参加した向井さんは「農業体験もよい勉強になるが、能登は魚など食べ物が本当においしい」と話した。
二人はこの後、稲作実習などを経て、ほかの参加者と一緒に、先進農家視察や新規就農者と意見交換し、県内での就農への参考にする。 (石本光)
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