2009/08/13
高岡
高岡市鐘紡町のクラシエ製薬高岡工場で十二日、メタボリック症候群予防のための健康メニューを社員食堂で従業員に提供する「薬膳(やくぜん)で暑い夏を乗り切ろう大作戦」があった。
県は二〇〇八年十月から「社員健やか元気食堂推進モデル事業」として、県内八つの事業所と連携。管理栄養士による社員への栄養指導や社員食堂での健康的なメニューの導入支援などをしている。〇九年度は十の事業所と連携している。
この日は、クラシエ製薬高岡工場の社員食堂で、従業員約百五十人が昼食に雑穀米や夏野菜たっぷりの豚の冷しゃぶ、ミョウガのみそ汁など栄養バランスのとれた「薬膳元気メニュー」を味わった。
一日に必要な野菜摂取量などを紹介した健康情報コーナーでクイズにも挑戦し、楽しみながら食を通じた健康づくりの知識を高めた。
同社施設係長の金谷孝さん(34)は「食堂で注意を呼び掛けてくれれば、日ごろから健康管理に注意する意識も高まると思う」と話していた。
県は今後、連携先の事業所の健康に関する社員意識調査を実施するほか、連携する事業所の拡大を目指す。
(佐久間博康)
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