2009/07/06
松本公共職業安定所が発表した6月の月間有効求人倍率は、過去最低を更新した前月と同じ0・37倍となった。新規求人数は前月よりわずかに増加したが、前年同月比では18カ月連続で減少しており、依然として厳しい雇用情勢が続いている。
前年同月に比べた産業別新規求人数は、宿泊業、飲食サービス業を除き、主要産業で大幅に減少。特に情報通信業と卸売業・小売業は、減少幅がそれぞれ73・6%、61・4%と大きかった。
同安定所の芦田信所長は「企業の人員整理は一段落した」というが、新規求職者数は前月を上回り、1908人となった。
こうした雇用情勢の悪化は大学などの来春卒業予定者の新規求人数にも影響し、前年同月の5割程度に落ち込んでいる。
(宿谷紀子)
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