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【雇用崩壊】プリウスの恩恵、非正規社員にも

2009/08/01

 新型「プリウス」などエコカーの好調な受注を受け、トヨタ自動車グループ各社で、期間従業員など非正規社員の契約延長や再募集を開始する動きが出ている。

 トヨタ紡織は6月から、プリウスのシートフレームなどを生産する猿投工場(愛知県豊田市)と刈谷工場(同県刈谷市)を対象に、期間従業員の募集を再開した。既に一部は採用され、勤務している。100人程度の採用を見込み、8月末には250人にする。

 トヨタ車体は、7月から契約満了を迎える期間従業員を対象に、契約の延長を呼び掛けている。7、8月の2カ月で、約160人が応じる見込み。

 豊田合成もプリウスや発光ダイオード(LED)の増産対応で、9月ごろから派遣社員の募集を再開し、100数十人を採用する予定。

 デンソーや豊田自動織機、アイシン精機は、現在のところ採用再開などの予定はないとしている。