鯖江市は国の雇用創出対策「ふるさと雇用再生特別基金事業補助金」を活用し、眼鏡、繊維、漆器の各地場産業で後継者を育てるための独自支援「地場産業後継者育成応援事業」に取り組む。現在、受け入れ企業を募っている。

　同事業による新規雇用者数は１事業所当たり１人の計９人。地場産業に就職を希望する失業者を雇用した事業所には、基本給や社会保険を含めた人件費など月額２５万円を上限に市が支払うことで、職人の指導を受けながら熟練技を身に付けてもらう。

　委託期間は３年間で、事業修了後に受け入れ先での正規雇用を目指す。

　申し込み締め切りは８月１０日（当日消印有効）。募集枠に達しない場合は定員に達するまで募集を続ける。問い合わせは、商工政策課鯖江ブランド推進グループ＝電０７７８（５３）２２３１＝へ。

　（田中宏幸）