2009/05/29
厚生労働省愛知労働局によると、愛知県の4月の有効求人倍率(季節調整値)は0・52倍で、1999年4-6月の0・53倍を下回って過去最低となった。全国順位でも前月の7位から15位に急落し、2000年12月の12位以来、ベスト10から漏れた。有効求人倍率の下落は11カ月連続。
前月からの下落幅は0・09ポイントで、東京都と並んで全国1位だが、前月まで7カ月連続で0・10ポイント以上の下落だったことから、同局は「落ち方が落ち着いたのではないか」とみている。
一方、昨年10月から今年6月までに愛知県内で失業する非正規労働者は前月比547人増の3万5986人。派遣社員の失業は前月比184人減の2万460人となり、若干改善した。
同局は「工場の操業再開などで、解雇予定だった派遣社員の契約を延長する動きもあり、派遣の失業者数減につながったのでは」と話している。
東海地方ではこのほか、岐阜県の有効求人倍率が前月を0・04ポイント下回る0・50倍で、3カ月連続で過去最低を更新。三重県も0・41倍と、過去最低を更新した。
(中日新聞)
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