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【三重】若者の職探しをお手伝い 伊賀市社協に「相談ステーション」

2009/05/19

 ニートや引きこもりの若者が職に就けるよう支援する「いが若者サポートステーション」が18日、伊賀市上野中町の同市社会福祉協議会内に開所した。伊賀、名張の市民を対象に、専門員が無料で相談に乗るほか企業での仕事体験を案内し社会復帰につなげてもらう。

 県内では津、伊勢両市に続き3カ所目。社会福祉士や精神保健福祉士の資格のある社協職員4人が面談や電話で相談に応じる。福祉施設でのボランティアや民間企業での仕事体験など少しずつ働くことに慣れてもらうプログラムも用意。ハローワークを紹介するなど継続的な支援をする。

 4月の内閣府の推計では、両市内のニートは1065人。「景気悪化により求人も減り続け、取り巻く環境は厳しい」(同社協)という。相談の対象は15-39歳程度の人。初日だけで5件の相談があった。同事務局では親や保護者の相談も受け付け、セミナーなども開く。

 利用は平日の午前8時半-午後5時15分。6月から職員が名張市内でも出張相談を開き、週1回以上実施する予定。問い合わせ、相談は同事務局=0595(22)0039=へ。

 (河北彬光)

ニートなどの自立支援を行う「いが若者サポートステーション」=伊賀市上野中町で
ニートなどの自立支援を行う「いが若者サポートステーション」=伊賀市上野中町で