2017/01/01
中部地方の経済団体トップが年頭所感を発表した。中部経済連合会の豊田鐵郎会長は、米国発のデジタル技術の革新などを念頭に「このままではものづくりを中心とした日本のビジネスモデルはガラパゴス化するのではないか。中部は経済が堅調と言われるが、実はその足元が揺らぎ始めている」と危機感を訴えた。
その上で「就任して半年、私は再三『とにかく動く』ことが大切と申し上げてきたが、いまだ変化のスピードはあがっていない。まず産業界自らが動くのが基本姿勢」として新たなビジネスモデルを生み出し、人材育成に力を入れると強調。「中部圏には潜在力があり、日本をけん引するのは中部圏をおいてほかにないと確信している」とした。
名古屋商工会議所の山本亜土会頭は2027年のリニア中央新幹線開業に向け、「何度も訪れたい街ナゴヤと評判になるように楽しく、面白く、親しめる魅力づくりに取り組みたい」と力説。観光振興では山車まつりや名古屋めしを例に挙げ、「たくさんある観光資源が十分に知られていないのが実情。内外にもっとアピールしていく」とした。
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