2008/12/23
名南工業高校(名古屋市南区阿原町)で、危険物取扱者試験の乙種全6類に本年度合格した生徒が13人(2年生7人、3年生6人)と例年を大幅に上回り、関係者を喜ばせている。景気後退で今後の就職難も予想される中、22日の終業式で表彰状を伝達した北村知明校長は「資格は実力を示す証拠になる」と健闘をたたえた。
危険物取扱者は消防法に基づく国家資格。乙種は危険物の種類によって1-6類に分かれ、全受験者を通した各類の合格率は36-65%(2007年度)。
名南工での07年度の全類合格は5人で、いずれも3年生だった。本年度は資格や検定の受験を促す案内冊子を保護者に配るなど、資格取得への取り組みを強化してきた。
北村校長は終業式で「不況下でも力があれば道は開ける」とあいさつ。全類に合格した2年の光部隆君は「勉強は苦手だが、資格という目標があると集中できた。将来は電気関係の仕事に就きたい」と顔をほころばせた。
(赤川肇)
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