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【福井】7月の有効求人倍率0・82倍 全国トップ

2010/08/29

 福井労働局は県内雇用失業情勢(7月分)を発表した。有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0・05ポイント増の0・82倍。依然として1倍を割り込んでいるものの、都道府県別で3カ月ぶりに全国トップとなり、同局では「依然厳しい状況だが、持ち直しの動きがある」と基調判断を前月に比べて上方修正した。

 新規求人は前年同月比13・0%増の4882人で、6カ月連続で前年同月を上回った。産業別では製造業が42・7%増となり、製造業の7業種すべてでプラスとなった。このうち「汎用・生産用機械器具」と「電子部品・デバイス」の伸びが目立っている。同局は「丹南地域の製造業の求人が回復している」としている。

 一方、有効求職者数は14・8%減の1万5050人で、6カ月連続の減少。新規求職者の求職理由のうち、離職者は20・6%減の1560人。特に事業主都合による離職者が31・1%減となっている。 (長谷川寛之)