2010/08/11
就職活動は今年も「苦」の一字―。就職情報サービスの毎日コミュニケーションズが10日発表した調査結果によると、2011年卒業予定の大学・大学院生に対し、就職活動を漢字一文字で表すよう求めたところ、「苦」が2年連続の首位だった。
企業は景気悪化を受けて、10年春卒業の新卒採用を抑制。その後も雇用情勢は厳しく、調査結果は学生がなお就職戦線で逆風を強く感じていることを鮮明にした。
一方で、上位には「楽」(2位)など就活への好印象を示す漢字も入った。毎日コミュニケーションズは「前年に苦戦した先輩の姿を見て、覚悟していた学生が多かったのでは」と分析している。
「苦」とする回答は全体の6・8%。文・理系や男女を問わずトップを占めた。「迷」は3位、「耐」は6位だった。
就職活動で出会いを重ねることに、楽しさを感じる人も少なくなく「楽」が前年の3位から順位を上げた。「失敗しても進み続けた」などの理由で「進」が前年の13位から4位に躍進した。
調査は、インターネットで7月28日~8月1日に実施。全国の大学4年生と大学院2年生の計1099人が回答した。
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