2010/08/01
全国の若手技術者が職人技を競う「技能五輪全国大会」が2014年、愛知県で開催されることが事実上決まった。同県での開催は1991年以来、2回目。「匠(たくみ)の祭典」を通じ、将来の人材を育てるとともに地域産業であるモノづくり技術の底上げを目指す考えだ。
技能五輪は厚生労働省所管の中央職業能力開発協会と、開催地の都道府県が共催し、63年から毎年開かれている。愛知県は昨年、大会誘致に名乗りを上げ、関係者によると、応募期限の7月末までに他の都道府県の立候補はない。厚労省が近く現地を視察し、開催を正式決定する見通し。会場は名古屋市のほか、自動車産業が集中する西三河地方なども浮上している。
出場するのは23歳以下の若手技術者。機械組み立てや製図、建築大工、板金、洋菓子製造、ウェブデザインなど熟練を要する40前後の種目があり、1000分の1ミリ単位の精度で技を競う。愛知県は、過去5大会連続で最優秀技能選手団賞を獲得している。
1000人以上の選手が参加。関連イベントも含め、10万人以上の来場を見込む。同時に「全国アビリンピック(全国障害者技能競技大会)」も開催される。
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