2010/05/30
若手と面談も
県警は二十九日、富山市向新庄町の県警察学校で、警察官志望者らを対象にオープンキャンパスを開いた。訪れた学生や保護者ら約八十人が、採用試験や警察の職務について熱心に耳を傾けた。
説明会では現役警察官が志望動機や体験談を披露した。富山北署交通課の中島智穂子巡査長が「刑法など専門分野は、警察学校で一から勉強するので心配はいらない」と不安を解消。県警本部捜査一課の川野大樹警部補は「警察官は命を犠牲にすることもある」と職務の厳しさも伝えた。
若手警察官を交えた面談もあり、訪れた人は学校生活や仕事内容の疑問、不安をそれぞれ話した。
幼いころから警察官にあこがれている同市五福、富山大四年渡辺英貴さん(21)は「精神的につらい部分もあると思うが、それも踏まえて目指したい」と意欲をみせた。
県警では団塊世代の大量退職で、ベテラン警察官の多くが退職。優秀な人材を確保しようと、例年より三カ月早い二月から募集活動を始めた。オープンキャンパスは二〇〇七年から年一、二回開いている。 (鈴木啓太)
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