2010/05/02
県労働組合総連合(愛労連)などによる第81回県中央メーデーが1日、名古屋市北区の名城公園であり、4500人(主催者発表)が参加した。県内ではほかに豊橋市など6会場で計1500人(同)が参加して地域メーデーがあった。
県中央メーデーのあいさつで、実行委員長の榑松佐一愛労連議長が「大企業は国際競争力強化の名の下に賃金を下げ、下請け単価を引き下げている」と批判。「すべての労働者が団結し、こうしたことをやめさせないといけない」と呼び掛けた。
メーンスローガンは、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を即時に無条件で撤去するよう求めたほか、消費税の引き上げ反対などを掲げた。
瀬戸市末広町の宮川モールであった尾張東メーデーには尾張東地域労働組合総連合加盟の15団体、150人が参加した。加藤徹議長のあいさつに続いて社会保障充実などを求める決議を採択。参加者全員で瀬戸川沿いをデモ行進した。
70回目の今年は集会のほかに、「労働運動の歴史散歩」として有志15人が大正-昭和初期の労働運動の現場となった寺や公園を歩いて回る企画もあった。
(河原広明、松本浩司)
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