三十五歳以上の求職者を対象にした再就職ワークセミナーが十六日、金沢市広坂のジョブカフェ石川であり、県内の男女約二十五人が応募書類の書き方の講習を受けたり、グループで面接練習に取り組んだりした。

　県の運営するいしかわ求職者総合支援センターが、三十五歳以上の中高年齢者向けに初めて開催。講師の二級キャリアコンサルティング技能士の皆川優子さんの指導で、参加者は自分のやりたい仕事や経験、能力などを振り返って書くところから始めた。

　皆川さんは「再就職を成功させるには、積み重ねた経験をどうアピールするかがポイント」と話し、自己ＰＲ書類の書き方や面接の受け方を具体的に指導。参加者は真剣に聞き、メモを取っていた。

　石川労働局によると、県内の有効求人倍率は二月末時点で〇・五〇倍と依然低いという。　（奥野斐）