2010/04/16
就職や就学していないニート、引きこもりなどの問題を抱える若い人の自立を支える「若者サポートステーション 高山サテライト」が15日、高山市昭和町の市総合福祉センターに開設された。週1回開き、専門の相談員が飛騨地方の若い人の自立の手助けをする。
サポートステーションは、厚生労働省の委託でキャリアコンサルティング事業を展開するNPO法人「ICDS」が運営。全国に100カ所を開設している。
県内では岐阜市だけにあったが、昨年7月から今年3月にかけて高山市に出張訪問したところ、依頼件数が多かったため、常設することにした。
高山サテライトは、毎週木曜の午前10~午後4時に、キャリアコンサルタントの資格を持つ相談員2人が詰め、面談や就業訓練などによる支援活動をする。高校中退者や中退を考えている人の相談にも応じる。
相談員は「ニートは社会全体の問題。自分を責めたり、家族で責め合うのではなく、社会全体として支えていけるよう働き掛けていきたい」と話している。
15歳~39歳の人や保護者などが対象で、利用は無料。出張訪問(交通費負担)も受け付けている。
問い合わせは、岐阜県若者サポートステーション=電058(216)0125=へ。
(白山泉)
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