2010/04/13
県立高校を今春卒業した生徒の就職内定率は3月末時点で94・1%で、前年より2・3%低下したことが県教委のまとめで分かった。長引く不況で北勢、中勢地区の製造業と女性事務職の求人が減少。製造業では経営難で内定を取り消された生徒が3人いた。就職希望者は前年同期より449人少ない3993人で、そのうち3757人が内定した。内定率は男子96・5%、女子90・7%で、ともに前年同期を下回った。地区別では最も高いのが東紀州の96・2%で、北勢96・1%、松阪95・8%、南勢92・7%、中勢92・4%と続き、伊賀が90・3%で最低だった。
県教委高校教育室の担当者は「全国的には三重の内定率は高いが、ここ数年は96%を超えていたので厳しい水準。今後も求人の減少が予測され、経済団体やハローワークと連携し求人を開拓したい」と話した。 (鈴木龍司)
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