2010/01/30
愛知労働局が29日発表した県内の2009年の平均有効求人倍率は0・55倍で、統計を始めた1963年以来過去最低となった。同局は「08年秋のリーマン・ショックから始まった世界同時不況が、県内の自動車製造業を直撃したことなどが影響した」と分析している。
09年の有効求人倍率は、1月に0・90倍となり、5年5カ月ぶりに1倍割れ。2月以降続落し、7月には0・46倍まで落ちた。9月以降は0・50倍台に回復したものの足踏み状態。円高に伴う輸出の低迷や個人消費の伸び悩みなどから企業の採用意欲が上向かず、12月は0・53倍だった。
県内の年平均有効求人倍率は、04年に前年比0・44ポイント増の1・40倍となり、1倍を回復。以後、好調が続き、トヨタ自動車が生産台数世界一となった07年に過去最高の1・95倍を記録した。
しかし、08年は後半に不況の影響が出て1・61倍へ下落し、年間を通じて不況が本格化した09年に急降下した。
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