2010/01/30
岐阜労働局が29日発表した2009年の県内有効求人倍率は、前年を0・61ポイント下回る0・51倍となり、過去最低を記録した。世界同時不況で製造業の求人が大幅に落ち込んだことが影響した。
これまでの最低だった02年の0・71倍より0・2ポイントも下がった。労働局は「一年を通じて厳しい状態が続いた。先行き不透明で企業が求人を控えた」と分析している。
09年の新規求人は、全体で前年比22・6%の大幅減。製造業は自動車関連の輸送用機器や金属製品中心に48・5%減とほぼ半減した。建設業や卸売業もマイナスが目立った。
県内有効求人倍率の月間値は08年11月に1倍を割り込み、09年6月には過去最低の0・44倍となった。その後やや持ち直したが、12月も0・53倍と低迷している。
(大橋洋一郎)
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