2010/01/30
県内の2009年の有効求人倍率が0・39倍と、調査を始めた1963(昭和38)年以来、過去最低となったことが、滋賀労働局のまとめで分かった。一昨年秋の世界的な経済危機の影響で急落したまま、底ばい状態が続いている。
07年に1・31倍あった有効求人倍率は、08年には1・01倍に急落。09年は1月の0・57倍から6月の0・34倍まで下がり続け、その後は目立った回復が見られなかった。12月は0・37倍だった。年平均の有効求人倍率が0・5倍を下回るのは1999年の0・45倍以来10年ぶり。
公共事業の減少などで建設業の求人が近年低水準だったことに加え、経済危機により多くの製造業が生産調整で人員を大幅に削減したことが追い打ちをかけた。この影響で他業種でも求人が大きく減った。
滋賀労働局では「国内の大手製造業では業績回復の情報もあるが、県内ではまだ回復の兆しは見られない」と話している。
(林勝)
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