2010/01/30
福井労働局は29日、2009年12月の雇用失業情勢を発表した。有効求人倍率は前月より0・01ポイント減の0・63倍(季節調整値)で、7カ月ぶりに下降に転じた。
製造業で新規求人数が減ったことなどで、有効求人数が4カ月ぶりに1万人を下回ったことが要因。
有効求職者数は1万4032人で8カ月連続の減少。新規求職者数も3カ月連続で前月を下回り、求職者数は高水準ながら落ち着きがみられる。
09年の年間平均の有効求人倍率(原数値)は0・60倍で、第2次石油危機の1982(昭和57)年以来の0・6倍台となった。年間平均が1倍を下回るのは6年ぶり。
雇用情勢について同局は「新規求人数は減少傾向で厳しい状況ではあるが、減少幅は小さくなってきている」と分析している。
(長谷川寛之)
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