東京で1月に開かれた「ものづくり立国・日本」次世代フェスタの中高生を対象にしたコンテストで、最高賞に輝いた県立名古屋聾(ろう)学校の学生らが県庁を訪れ、今井秀明教育長に受賞を報告した。
訪れたのは「最高職人賞」を受けた吉田圭佑さん(20)と、入賞の藤井勇気さん(19)=いずれも高等部専攻科。吉田さんは寄せ木細工の宝石箱を、藤井さんはイチゴのショートケーキの食品サンプルをそれぞれ出品した。
今春卒業し、4月からメーカーに就職する2人に、今井教育長は「モノづくり県、愛知の精神を忘れず、社会人になっても努力してください」とエールを送った。
吉田さんは「学校で学んだ技術と、努力の気持ちを大切にして働きたい」と笑顔だった。 (森若奈)