2017/02/25
春から新社会人という人は、仕事の内容だけでなく、身だしなみもそろそろ気になってくるころ。スーツはどんな色で何着ほど必要か、ワイシャツはどうしたら…。フレッシュマンが気を付けるとよいポイントは?
「男性新入社員のスーツは、若々しさや清潔感があるネイビー(濃紺)をお勧めしています」。紳士服専門店のAOKI御器所総本店(名古屋市)の中嶋梢副店長は話す。
中嶋さんによると、スーツは1日着たら翌日は休ませた方が型崩れしにくい。そのため、最低二着は用意した方が長持ちする。1着目にネイビーを選んだら、2着目は落ち着いたチャコールグレーにすると雰囲気が変わる。柄にも気を付けた方がよい。ストライプは派手な印象になるので控えるのが無難という。
手入れ方法も覚えておきたい。帰宅したらブラシでほこりを取り、霧吹きでスプレーしておくと汗の臭いが取れやすい。風通しのよいところでハンガーにかけ、ズボンはしわを取るため裾を上にしてつるす。頻繁にクリーニングに出すと早く傷むので、1シーズンに1回程度がよいという。
ワイシャツは白が基本だが、襟の形にも注意を。ボタンダウンはおしゃれだが、企業経営者らの好感度アップを手伝う名古屋市の国際イメージコンサルタント、森内真希さんは「カジュアルな場面向き。スーツには合いません」と指摘する。一方、襟の開き具合は広めでもOK。「ワイドに広がった形など流行を取り入れては」と提案する。
ネクタイは紺が使い勝手がよく、無地と落ち着いた小紋柄、結婚式などでも使えるドット柄の3種類があると便利。靴とベルトは黒か濃い茶色が基本で、同じ色でそろえるとよい。
最近は、カジュアルな服装の職場も増えてきた。スーツ以上に何を着たらよいか悩みそうだが、森内さんは「先輩よりもカジュアルにしない」とアドバイス。男性ならシャツの上にベストを、女性ならカーディガンなどを羽織るときちんとした雰囲気を出せる。
女性はフォーマル、カジュアルを問わず胸元を開けない、スカート丈を短くしないなどの点にも気をつけたい。「服装は相手への敬意の表れでもある。職種や職場の雰囲気、会う人に合わせて選んでほしい」と強調する。
(寺西雅広)
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